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春暁

春が嫌いである。 春の香りが嫌いである。 寒暖差の激しいところも嫌いだし、四六時中風が強いのも気に食わない。 だいたい、春に良い記憶が無い。たいがいクソみたいなことが起きるときは春で、しかもそのクソみ…

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春愁

炬燵で暖を取りながら、アイスを黙々と食べる。そんな時間が必要だと思った。冷たくて甘い、そして固すぎる、あずきバー。大好物。箱アイスも2日で空になる。そんな時間が必要だ。 人肌恋しいような寂しさは欠けら…

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十二月一日前夜

冬のするどい空気の中で、星を見ている。すぐにオリオン座を見つける。どうにかして一句詠みたいような、そんなことをするのは無粋のような、曖昧な心境で相変わらず星を見る。何か鳥の囀りが聴こえる。奥の方から街…

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きれいごと

空は広く、雲は形を変えながら歩行する。待たずとも、カレンダーをめくるように季節は移りゆく。やがて散った。秒針が止まっても日は昇るし、陽は落ちていく。可憐な花は、微かにする香りがとても優しい。線香から漂…

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無題

金髪碧眼の主人公がノーヘルで華麗に戦場駆け抜ける姿もノイズだと思うんだけど、職場では手袋外せよーみたいなことを言われた直後に、豊満な胸の谷間露わにした上司っぽい女が体をくねらせながら現れたからおかしい…