#みづ水屑
プリーツスカートの影を追う
指先でしがらみを器用にほどき、溶かし、最初から何事も無かったかのような平常心で前を行く。彼女は人生の台本を辿っている。表面上をひとつひとつ悠々と歩いている。決して寄り道はせず、口を挟むことさえ許さない…
#みづ水屑
指先でしがらみを器用にほどき、溶かし、最初から何事も無かったかのような平常心で前を行く。彼女は人生の台本を辿っている。表面上をひとつひとつ悠々と歩いている。決して寄り道はせず、口を挟むことさえ許さない…
#みづ水屑
炬燵で暖を取りながら、アイスを黙々と食べる。そんな時間が必要だと思った。冷たくて甘い、そして固すぎる、あずきバー。大好物。箱アイスも2日で空になる。そんな時間が必要だ。 人肌恋しいような寂しさは欠けら…
#みづ水屑
空は広く、雲は形を変えながら歩行する。待たずとも、カレンダーをめくるように季節は移りゆく。やがて散った。秒針が止まっても日は昇るし、陽は落ちていく。可憐な花は、微かにする香りがとても優しい。線香から漂…