疲労

裸足の女が寝た
ゲイに告白された日
千鳥足の彼女を見つけ肩を貸した
スニーカーに履き替えるのを手伝う
私は性依存症の女よ
僕よりも男らしくケタケタと笑いながら
何て下品な女を演じているのだろう
公園で僕のビールをまだ飲み、二人して美男美女の青姦を覗いた
男は僕に告白された男に似ていた
彼女は彼女だった
彼女もそれを知っていた
彼女はトボトボと歩き出す
途中手に持っていた赤いヒールを一足ずつ落とした
僕は拾わなかった 態とでないにしろ
彼女の玄関を開けると倒れ込んだ
僕は彼女の靴を脱がす
彼女は寝ている
うつ伏せの女に覆いかぶさり軽く首を締めながら入れた
女は嗚咽のような声を小さく漏らした
それでも抱かれたのは僕だった

戻る