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酌に捧ぐ

俺は何だかずっと胸が張り裂けそうだよ。って囁くお前の額に万札ぐらいはくれてやる。アイスティーを飲んだ後の午後の夕立は不自然に柔らかかった。静謐に揺れる陽炎の中でお前だけがめらめらと燃えていたね、欠伸をする度に思い出し泣き笑いをする事にどうか何時までも気づかないでいて 裸足は裸足のままで、もうじきお前がこの秋波に気がつくまで。

情事はずっと騙し合いだね、お前が持ち込んだ男という性は今こんなにも項垂れて萎れそうだよ ここにタリスカーを回し掛けたらどうなる?燃える?汗ばむ二人はいつも互いの欺瞞について論議している。いつか酔生夢死を遂げるまで。

翳目

酒と娯楽と文章が好きなだけ。

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